エリザベス女王杯
1999年からいちはやく国際競争として門戸開放を行いながらも、外国出走馬の参戦レベルが低かった事もあり、国内牝馬の圧勝に終わっていたエリザベス女王杯ですが、昨年イギリスから参戦のスノーフェアリーが外国馬で見事初勝利を飾ります。
スノーフェアリーの勝利は、外国馬での初勝利という快挙だけでなく、勝ち方そのものが圧巻の勝利といえ、直線で国内牝馬を突き放す圧倒的な強さは、世界競馬のレベルの高さと国内競馬がいかに守られた競馬であるのかを、競馬ファンは認識できたのではないでしょうか。
この出走の背景には、2008年より制定された褒章金制度が大きく関連しており、海外指定競争の1着馬がエリザベス女王杯に参戦し3着以内に入選すれば、莫大な褒章金が入るという制度であり、昨年のスノーフェアリーも見事褒章金最高額を獲得する事に成功しています。
そして今年は英国オークス馬ダンシングレインも現段階で出走を表明しているだけでなく、昨年の優勝馬スノーフェアリーも現在のところ参戦を表明しているため、国内競馬ながら英国の新旧オークス馬の対決が現段階で最高の見所ともいえます。
近年のジャパンカップ日本勢独占の状況を見ていると、世界競馬のレベルと国内競馬のレベルの差がないと思っている人は意外に多いようですが、むしろ世界に比べれば井の中の蛙です。
今後国際競争として独自の路線を歩む可能性のあるエリザベス女王杯に関しては、この外国馬の見極めは馬券購入者にとって大きな課題ともいえますが、今年に関しては新旧英国オークス馬の1・2着も十分に考えられる事態といえるでしょう。